偏差値15から東大に行った話③最終話

そろそろネタバラシです。


僕の知り合いはもう気づいてるはずです。

ただし、僕はここまで嘘は一つもついていません。
僕が皆に与えている誤解は一つ。

本当は東大に受かっていないし、
もちろん東大生にもなっていないということです。

ここから詳細を話します。

〜〜〜

悔しくて、悔しくて
涙が止まりませんでした。


泣きながら、ノートを濡らし、1人自習室で勉強しました。

周りから見たら恐怖しかなかったと思います。

〜〜〜

僕は一つ、心に決めていました。

センターリサーチで
また、E判定だったら、
東大には出願しない。

一年本気で勉強すると、だいたい自分の実力、志望校との距離は残酷にもわかってきます。
模試の偏差値や、クラスの隣の席の子の頭の良さ。

僕は正直、限界を感じていました。
返ってくる模試は全てE判定。
勉強量は本当に誰にも負けてなかった。


ただ、元の基礎学力がない上に、
勉強法も試行錯誤の連続で、確立する前に気がついたらセンター試験でした。

センターリサーチ返却日。
受けた感触と自己採点で、
ある程度予測はついていました。

E判定。

想像通り。

だけど、、悔しくて、悔しくて
涙が止まりませんでした。
泣きながら、ノートを濡らし、1人自習室で勉強しました。

絶対に九大に受かろう。

むかし住んでいて縁のある九州の地。
次の志望校を九州大学に決めました。

昔の友人たちも通学していたり、
目指していることは聞いていました。

私立は全部捨てました。
国立の二次試験に間に合わないと思ったからです。

やばい、時間がない。。

しかし、センターリサーチの
第二志望、九州大学の判定をみると、、B判定。

余裕だと思いました。
(後ほど得点開示して知ったのですが、
自己採点は10点ほど甘く付けていました。)

気が抜けました。気がついたら、
出会い系アプリをダウンロードしていました。
アプリ名は忘れました。

プロフィール
東京大学一年生。
トヨ
たくさんマッチします。

ある日は、アプリで仲良くなった子と
夜中まで電話して。


二次試験が終わったら遊びにいく約束をしました。

完全に集中の糸が切れていました。

大雪が降った日には、うちの隣にある公園で
大きなかまくらを弟、妹と3人でつくりました。

気は抜けながらも一応、
勉強は毎日していました。

二次試験当日。
前日の夜、夜食として食べたカップラーメンのせいで、胃もたれ。

胃もたれのおかげで緊張せずに済んだのかもしれません。

大好きなももクロを聞きながら、
ホテルから会場の大学まで歩く。

入った教室の後ろには、
大勢のカメラマン。ドラマの主人公にでもなった気分。

それでは、始めてください。

計4時間の格闘を終え、
教室を出た僕。

オワッタ、、全然解けなかった。

出会い系アプリで浮かれていた、
自分を本当に恨みました。

帰りの飛行機はとても憂鬱な気分でした。
二週間後。合格発表当日。

当然、福岡まで行くわけには行かないので
ネットで確認します。

正直受かっている自信は
3%くらいしかなかったので、結果は予備校で1人で見ることにしました。

15時、3分。
スクロールする手が震えます。


高校入試とは比べものにならない緊張。あった。

ウカテッル。

安堵と嬉しさ、
すっと肩の力が抜けました。

目の前が霞んで、見えなくなりました。

もう、東大を目指していたことは忘れていました。

僕にとって、初めての大学合格。

やっと認めてもらえた。。。

受験後、
出会い系の子と
実際に会ったかどうか、
覚えていません。

とりあえず、遊びまくりました。
高校の友達、部活仲間、浪人仲間。


一ヶ月で体重は5キロ増えました。

そして福岡へ旅立つ前日。
荷物を整理していると、
勉強机の前のルーズリーフが目に止まります。

そうだ。

すぐにFacebookのアプリをダウンロード。


ルーズリーフを剥がし、
検索欄にあの人の名前を打ち込みます。

すぐに見つかりました。あの人は、
あの頃と変わらず綺麗な、お姉さんのままでした。

僕は、1年間浪人しても東大はダメだったこと、
九州大学に進学すること,
そして、あの日の感謝をDMで送り
あわよくばと、友達申請も送りました。

結果、
DMに返事が来ることも、
申請が承認されることもありませんでした。

あの日、お姉さんたちに
教えてもらった英単語帳は
今では、妹がつかっています。

#偏差値15から東大に行って、お姉さんたちに話を聞いて、一生懸命勉強したけど、合格はできなかった話。

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