電車を乗り過ごして鹿児島まで行った話

少し、盛りました。

正確には電車ではなく新幹線です。

お客さん、お客さん

肩を揺さぶられ起きると、
駅員さんに声を掛けられていました。

やっと博多についたか、長かったな。

降りる準備をしながら、ふと窓の外を見ると
そこには、信じられない光景が。

鹿児島中央

人は本当に驚いた時には
二度見はしません。

しばらく、鹿児島中央の文字を
凝視していました。

意外と冷静でした。

時刻は23:30。

博多までの帰りの新幹線は当然ありません。

差額を払い、改札を出ると
そこは鹿児島。

こんな形で初上陸するとは
思ってもいません。

お酒も入ってるので、妙にテンションが上がります。

まずは、寝床をさがします。

駅前ショッピングモール。


屋外の屋根の下のスペースに
良さそうなベットを見つけました。

丸まって、横になりました。
1時間くらいウトウトしていると

なにしてるんですか。

警備員の方が話しかけてきました。

広島で就活のイベントを終えて、
その会社の懇親会のあと新幹線で福岡に帰るはずが、
気がついたら鹿児島にいたこと。

を正直に話しました。


おじさんはすごく同情してくれました。

でもね、ここで寝てたらだめだよ。

と言いました。

その通りだと思いました。

次の寝床をさがします。


鹿児島とはいえ、季節は5月。


夜は少し肌寒いです。

ファミリーマートでおでんを買います。

あったまる。

すると、大きな木をみつけました。
周りにぐるりとベンチがあります。

先客の方も2名いました。

お邪魔します。

しかし、問題が、、

やっと良いベットを見つけたと思ったのですが


ベンチは木を囲んで
丸く配置されているので横になると
身体がはみ出てしまう。

さらに1人ずつのスペースを区切る、木の板がついています。
横になると腰に当たって痛いです。。

ベストなポジションを探しているうちに
夜は明けました。

僕は始発で新幹線に乗り、福岡に帰りました。

その会社の人事の方に、
鹿児島までの往復の新幹線代を出してもらえないか
相談しましたが
丁重にお断りされました。

翌年からその会社では、

飲みすぎて鹿児島まで行かないように。

と就活生に対し注意が入るようになった。と、

偏西風に乗って
僕の耳にも入ってきました。

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