第3部:赤信号。2人で渡れば、~ヒロイン~

最近、彼女が優しい。

気がする。

ラインも返してくれるし絵文字もある。
このままならいけるんじゃないか!

今日は2週間ぶりのデート。

TSUTAYAでなんとなく手に取った面白そうな映画を借りて
彼女と観ることにした。

僕の家の最寄駅で待ち合わせ。

信号に引っかかる。


今日さー映画を見ようとおも、、


あのさ、映画はみらんと思う。


え、どして


別れたい。



これほどにも長い赤信号はいままであっただろうか、ともならず意外と冷静。


そうだよね。。
おっけ。別れよう。



信号は渡ることなく、2人で引き返す。


こうなることは分かっていた。
すくなくとも半年は前から。


今までありがとうね。

こちらこそ。



地下鉄の階段に吸い込まれいく彼女。

目で追うのがやっとだった。


うえぇーーーん。

なんでよおーーー。


大声をあげて泣いた。

寂しくて、悲しくてLINEの上から電話をかけまくる。


誰か聞いて。

こもりんが出る。



今からうち来て。


え、なんで?


いいから。



男、2人。ソファーに腰掛け
TSUTAYAの袋から取り出したのは、

(500)日のサマー



つづく。

0