僕はだれよりも膝が固い ~クリスと紺色の背広~

僕は大学で一応体育会の部活に入っていました。

一応といったのは、
3年生の途中までは
活動していた記憶があまりないからです。

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3年の10月、事態は急変します。

先輩の怪我でした。


クリス 明日からAチーム(一軍)な。


突然の通告でした。

正直、嬉しいとか、嫌だなと
とかいう感情はなかった気がします。

Aチームの練習はしんどかったです。
けど、同時に本気で取り組む、充実感・達成感もありました。

僕は、結局2週間ちょっとAチームとして活動しました。

九州の決勝戦にも、少しではありましたが、
出してもらいました。

これが競技場の雰囲気か。

けど、やはりどこか他人事です。

結果、勝ちましたが
自分がチームに貢献したとか、1mmも思えませんでした。

次の全国を掛けた試合では、
僕は、1分も出してもらえませんでした。
当然です。

先輩たちは夢破れ、引退していきました。

こうして、僕の部活ラストイヤーが始まります。
これは同時に就活の始まりでもあります。

同期で就活するのは僕だけでした。

正直なところ、

練習休めるや。わーい

くらいに考えていました。

後輩にも抜かれ、僕は新チームでも
結局Bチーム(二軍)スタートでした。

Bチームの幹部として、
チームの方針を考えたり、メニューを考えたり
やることが沢山あります。

就活のエントリーシート
も書かないといけません。

もう全てが嫌になりました。


ごめん、俺就活で忙しいから、
Bチームリーダーやめる。


食堂で、
同期のBチームの幹部にこう言い残し、
僕はその場を去りました。

就活も苦戦します。
正直、将来のことなんて何も考えていません。

それなりの大手で給料ある程度もらえればいい。

各業界のトップ企業に、
何のこだわりもなく出しまくりました。



結果、ESで落とされまくるトヨ。
部活も、就活も上手くいかないトヨ。

つづく

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