第5話 パエリアのレモンは酸っぱくない。〜プロジェクト ミリオンハイウェイ。〜

”人生とは旅であり、旅はまた人生である。
これはおっぱいをこよなく愛する
若手広告マンの成長ストーリーである”

2000万稼ぐまで1572日。

〜〜〜

「これはまだ差し歯なので、
固いものを食べる時は絶対に前歯を使わないでください。」


歯医者での忠告を完全に忘れていた。

8月のバルセロナ 。

気温30度
湿度が低いのか、意外と過ごしやすい。

しかし、前歯はない。

朝食で2人で買った、固いサンドウィッチ。
何も考えず、カブリツク

旅にハプニングは付き物。

切り替えて次に。


一緒に旅している彼とは
なんだかんだ、10年以上の付き合いだ。


一緒に、あの鬼コーチの日々を乗り越えた仲間。
彼はキャプテン。

結局、会うたび昔ばなし。


一緒にいて、楽だ。
気を使わない。


お互いマイペース。

プランも、
いやなんなら明日泊まるホテルすら決まってない旅。

ドイツ語/日本語
Spontan/その場のノリで

ドイツで数年暮らす彼から教えてもらった言葉。

そんな旅だった。

1番の思い出はサクラダファミリアでも
サンティアゴ・ベルナベウでもない。

バルセロナで食べたパエリアのレモンと
マドリードの豚骨ラーメン



テラス席に案内される。

すぐそこには地中海。

潮風が気持ちいい。
夕方でも、ビーチにはたくさんの人。

もうレモンが最高だ。パエリアの付き合わせのレモンにカプリ。
前歯がない歯茎に染みる。

甘い。美味い。

パエリアにかける前に全部食べてしまう。
店員さんを呼ぶ。

レモンをもらう。

何回お代わりしただろう。
美味しかった。


最終日、前夜。
マドリード正直、2週間ヨーロッパにいると
日本食が恋しくなる。

彼と和食レストランを調べる。

すると、結構評判の良さそうな豚骨ラーメンを見つける。

現地の人が経営しているそうだ。
日本人からの口コミも良い。

ただ正直ラーメンのことは覚えていない。
覚えているのは、自分たちの前に並んでいた
カップル。

スペイン人の女の子が可愛かった。
僕の大好きな池田エライザに似ている。

2人で盛り上がった。

長くて、あっという間な2週間。


2000万稼ぐまで1903日。



そんな彼は、
ドイツで出会った
素敵な人と結婚するみたいだ。

Spontan
じゃなくて、

Glückwunsch



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